お肉が大好きな人は、たくさんいますね。スーパーマーケットやお肉屋さんでは、いろいろなお肉が売られています。 そのお肉を、みなさんが安心して食べられるように検査（けんさ）している人がいることを知っていますか？

お肉はもともと、農場にいるウシやブタでした。もし農場でウシやブタが病気やけがをしたら、動物のお医者さんである獣医（じゅうい）さんが治します。

でも、もしお肉になるウシやブタの体の中に、人にうつる病気や悪いところが残っていたとしたら、みなさんは安心してお肉を食べられませんよね？

そこで、ウシやブタがお肉になるとき、病気や悪いところがないか検査（けんさ）する人がいます。「と畜検査員（とちくけんさいん）」とよばれる獣医（じゅうい）さんです。

動物の病気についてよく知っている獣医（じゅうい）さんなら、ウシやブタの体の中に病気や悪いところがあっても、すぐに見つけられますね。 それに、病気を起こすバイ菌（きん）や、動物に注射する薬のことも、よく知っています。

と畜検査員（とちくけんさいん）は、お肉になるウシやブタを１頭１頭すべて検査（けんさ）する「お肉の獣医（じゅうい）さん」なのです。